価格競争からの脱却!豆腐屋の原点回帰の奮闘記・後編

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コーディネーターの高堀です。今回は福島市で豆腐製造販売を営む「有限会社大黒屋豆腐店」様の支援内容についての後編をお伝え致します。

 

前回までのおさらい

価格競争からの脱却と、豆腐の「本当の味」を伝えたいという社長思いをかなえるために、工場直売店をオープンさせたが、売上が思うように伸びずに悩んでいた。

 

オープン後に見えてきた課題

これまではスーパーが消費者ニーズを捉えて商品開発や、店舗運営を行っていたので、以下の様な消費者へ直接販売するノウハウが蓄積されていなかった。

①原料や製法へのこだわりの説明がなくスーパーの豆腐と違いが分かりにくい

②工場直売のイメージ(出来立て)の訴求不足

③店舗立地の訴求不足

 

課題解決のためのフォローアップ

①社長の豆腐作りに対するこだわりをヒアリングし、消費者目線で訴求すべきポイントをアドバイス。社長の娘が中心となってPOPを作成された。

②店舗内に工場の製造工程の様子を写真でパネル展示を行い、工場から出来立ての豆腐やあぶらあげが陳列されているイメージを醸成した。

③工場は住宅街にあり、店舗前の道路は通勤のために車が多く通る。しかし、店舗は道路から奥まった立地にあるので、通勤者は豆腐屋があるとは気づかない。まずは道路から店舗を認識させる必要性をアドバイスし、社長の考案で、通りから店舗へと誘導するような形でのぼりを立てていただいた。

 

結果

施策実施後、売上が2ヵ月後には2倍、現在は4倍強に増加した(詳細は下記グラフ「売上高推移」参照)。また、新規顧客の多くは、当社の「本当の味」の豆腐のファンになり、友人に勧めてくれるなどの相乗効果が出始めている。

今後の展開

のぼりは店舗前の通りでの「線」の訴求であるが、今後は、折込チラシの実施やホームページリニューアルなど「面」での訴求を実行中であり、よろずはデザインの支援を行っている。また、当該施策の資金調達手段として小規模事業者持続化補助金を活用し、ここでもよろずは計画作成の支援を行っている。これまでの成功体験により、社長も消費者訴求のノウハウを学ばれて工場直売店でしかできない「販売方法」に焦点をあてて新商品の開発を行っている。社長の商売人としての意識がより高まり、これからも成長著しい企業になると期待できる。


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